【フリーランス】準備しておくと便利なもの7選!済ませておくべき契約は?

フリーランス
  • フリーランスになる前に何が必要?
  • フリーランスに必要なものについて知りたい
  • 何も知らないけどフリーランスになりたい!

このように考えている方も多いのではないでしょうか?

最近では、会社員からフリーランスに転身する方が多く目に入るようになりました。

フリーランスは会社員とは違い、納税や届け出などの手続きをすべて自分で行わなければなりません。

もし必要な手続きや準備物を忘れてしまうと、お金や仕事において機会損失してしまうことも。

そこでこの記事では、実際にフリーランスWebライターをしている筆者が、フリーランスになる前に準備しておくと便利なものについて解説します。

知っておけば得する情報も紹介しているので、ぜひ内容をご覧ください。

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【フリーランス】準備しておくと便利なものは?

フリーランスになる前に準備しておくと便利なものを7つ紹介します。

  1. 仕事用の銀行口座
  2. 名刺
  3. 領収書・レシート
  4. メールアドレス
  5. 見積・請求書ソフト
  6. SNSアカウントの開設
  7. ポートフォリオ

「これ準備しておけばよかった」とならないためにも、ぜひご覧ください。

1. 仕事用の銀行口座

フリーランスになる前に、仕事用の銀行口座を開設しておきましょう。

フリーランスは確定申告の際に、納税額を自分で計算しなければなりません。

その際、仕事で使ったお金は経費として申告できるので、仕事用の銀行口座があれば何にどれくらい使ったか分かりやすくなり確定申告の手間が省けます。

また、クライアントからちゃんと報酬が振り込まれているかも把握しやすくなるので、お金の管理を楽にしたい方におすすめです。

2. 名刺

一般的に載せる要素に加えて、屋号やSNSアカウント、自分の作品が分かるWebサイトなどを記載した名刺を作りましょう。

フリーランスとして名刺を作る際は、以下の内容を意識してみてください。

名刺作りのポイント

覚えてもらいやすい名前
事業内容が分かるデザイン
載せる住所

会社員と違って、フリーランスの名刺は自由度が高いので、個性が出せて覚えてもらいやすいというメリットがあります。

そのため、本名のインパクトがない方はペンネームを使ったり、名刺のデザインを事業内容がすぐ分かるものにするなど、工夫してみましょう。

住所を載せる際は、バーチャルオフィスを借りてその住所を使うと、家バレを防ぐことができるのでおすすめです。

また、名刺は開業にかかった経費になるので、節税につながります。

フリーランス初期はバタバタして名刺を作り忘れることも。

せっかく人と会う機会があっても、名刺がなければ次の仕事につながらず機会損失になりかねません。

そうならないためにも、開業前の時間があるときに準備しておくと作り忘れを防ぐことができ、仕事のチャンスを逃すこともなくなります。

3. 領収書・レシート

開業時に購入したものや使ったお金は、経費に含めることができます。

例えば、以下のものも仕事に使う場合は経費です。

  • パソコン
  • コワーキングスペース
  • 新聞・本
  • ネット回線
  • セミナー・イベント

収入から経費を引くことで所得税を安くすることができるので、開業前だけでなく開業後も、領収書やレシートは捨てずにファイルに入れてとっておきましょう。

領収書の管理が苦手な方は、freee(フリー)という有料サービスを使うと、領収書を撮影するだけで自動登録してくれるので、よければ使ってみてください。

4. メールアドレス

フリーランスになる前に、仕事用のメールアドレスを作っておくと便利です。

メールアドレスを分けることで仕事の依頼を見逃すことがなくなり、返信が必要なメールにすぐに気付けるので、クライアントからの評価が上がることも。

その際、メールアドレスは独自のドメインで作ることをおすすめします。

Gmailでも問題はありませんが「フリーメールを使っているフリーランスは信用できない」というクライアントも中にはいます。

というのも、Gmailなどのフリーメールは手軽に作成できるため、悪質業者のメールで使われることもあるためです。

そのため、フリーメールを使っているとクライアントからセキュリティ意識が低いとみなされ、仕事獲得の際に支障が出る可能性もあります。

今後フリーランスとしてバリバリ活動していきたい方は、費用はかかりますが、信頼と自分のブランディングへの投資も兼ねて、独自ドメインを取得してメールアドレスを作成されてみてください。

5. 見積・請求書サービス

フリーランスになると、自分でクライアントに渡す見積書や請求書を作成しなければなりません。

請求書作成と聞くと難しそうですが、見積・請求書サービスを使うと簡単に作成することができるので、フリーランスとして仕事を始める前に登録しておくと便利です。

筆者は、Misoca(ミソカ)というサービスを使って請求書を作成しています。

仕事内容や請求額を記入していくだけで請求書が作れるのでとても便利です。

請求書を求められたときにすぐ対応できるように、見積・請求書サービスに登録して使い方を把握しておきましょう。

6. SNSアカウントの開設

フリーランスとして独立を決めたら、SNSアカウントを開設しましょう。

SNSアカウントを開設すると、以下4つのメリットがあります。

SNSアカウントのメリット

知識をアウトプットできる
同じ職業の仲間が見つかる
仕事を獲得しやすくなる
商品が売れる

特に、SNSアカウントがあれば「仕事を獲得しやすくなる」「商品が売れる」という点でとても便利です。

筆者もWebライターとして独立してからTwitterを開設して、仕事を獲得できる確率が高くなりました。

また、営業しなくても仕事の依頼がくることもあるので、フリーランスになると決めたらSNSアカウントを開設しない手はありません。

しかし、ただ開設するだけでは意味がないので、学んだ知識をアウトプットしながらフォロワーを増やしていきましょう。

https://twitter.com/kaede_sign/status/1569550442354610176?s=12&t=6_Faq_tLk7cFmUMTFbb4Iw

フォロワーが増えると、商品や商材を紹介したときに売れやすくなります。

SNSはいわば「無料の広告・営業ツール」だといえるので、ぜひ活用してみてください。

7. ポートフォリオ

ポートフォリオがあると信頼が得られやすくなり案件獲得につながるので、フリーランスとして活躍したい方は作っておきましょう。

ポートフォリオに載せたい情報

自己紹介

実績

対応可能時間

サービス(Webライターの場合:記事執筆、取材、デザインなど)

料金

連絡先

ポートフォリオを公開するときに載せる実績は3〜4つほどあれば十分です。

筆者の場合は、実績として記事を4つ載せたポートフォリオを作りましたが、それを掲げて営業すると、案件獲得率が上がりました。

SNSアカウントのプロフィールにポートフォリオのURLを載せておくと、人の目に触れやすくなり「この人に仕事をお願いしたい」と思ってもらえます。

上手く使えば、営業しなくても仕事を獲得することもできるので準備しておきましょう。

【フリーランス】なるための必要な手続きは?

フリーランスになる前に必要な手続きは、以下の3つです。

  1. 開業届を出す
  2. 社会保険の切り替え
  3. 青色申告承認申請を出す

それぞれ詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。

1. 開業届を出す

フリーランスとして活動を始める前に、まず開業届を出しましょう。

まだ稼ぎがないという方でも、フリーランスとして活動開始後、原則1ヶ月以内に届け出なければなりません。

出さなくても罰則はありませんが、以下のメリットがあるので開業届は出すことをおすすめします。

開業届を出すメリット

社会的信用を得られる
屋号(※)でクレジットカードや銀行口座が作れる
青色申告ができるので、節税できる

開業届は、事業の拠点になる場所、自宅で仕事をする場合は住所を管轄としている税務署に持っていくか郵便で送って提出しましょう。

(※)屋号:フリーランスがビジネスを行う際に使う名前のことで、法人でいう「〇〇株式会社」のような会社名にあたるもの。

2. 社会保険の切り替え

退職後、国民年金への切り替えと国民健康保険の加入手続きをします。

会社員の場合は厚生年金を支払いますが、フリーランスになると国民年金に切り替えなければなりません。

年金の切り替え手続きは、必要な書類さえ用意していれば役所で5分程度で終わるので、手続きが苦手な方でも簡単に行うことが可能です。

国民年金と国民健康保険の切り替えの際に、必要な書類は以下です。

社保切り替えに必要なもの

基礎年金番号が表記された書類(年金手帳、基礎年金番号通知書など)
退職日を証明する書類(離職票・健康保険の資格喪失証明書など)
本人確認書類(マイナンバー、運転免許証など)
印鑑

また、国民健康保険の加入手続きは退職後14日以内に行わなければならないため、年金の切り替えと一緒に行いましょう。

一般的にフリーランスは国民健康保険に加入しますが、中には会社の健康保険を任意継続したほうが保険料が安くなるケースも。

任意継続をする場合は、退職後20日以内に申請しなければ受け付けてもらえなくなるので注意しましょう。

どちらが安くなるか分からないという方は、近くの役所で確認することをおすすめします。

3. 青色申告承認申請を出す

フリーランスになると、確定申告を自分で行わなければなりません。

確定申告は大きく分けて、以下の2種類があります。

  • 白色申告
  • 青色申告

白色申告は、事前の手続きが不要なので便利ですが、少しでも得したい場合は青色申告をしましょう。

青色申告をすると、10万〜65万円を所得から控除できるので、所得税が抑えられて節税につながります。

初年度から節税したい場合は、税務署に開業届を提出後2ヶ月以内、もしくは1月1日〜3月15日までに申請する必要があります。

タイミングを逃すと、翌年から適用になってしまうので「忘れそう…」という方は開業届と一緒に提出しましょう。

青色申告について調べたけどやり方がよく分からない場合は、青色申告会に参加してみてください。

有料ですが、専門家から詳しい説明を受けることができます。

【フリーランス】済ませておくべき契約は?

フリーランスになると、信用の面から審査に落ちやすくなります。

会社員を辞める前に、以下3つの契約を済ませておきましょう。

  1. クレジットカード契約
  2. ローン契約
  3. 賃貸契約

まだ契約していない方は、ぜひ参考にされてみてください。

1. クレジットカード契約

退職する前に、クレジットカードは必ず作っておきましょう。

フリーランスとして活動を始めると、収入が不安定になることから社会的信用が得られにくくなり、審査に落ちる可能性が高くなります。

買い物用に1枚持っている方も、仕事用にもう1枚作っておくと経費の管理がしやすくなります。

アフィリエイトのセルフバックを使うと、クレジットカードを作るだけで1万円以上のキャッシュバックが貰えることも。

セルフバックとは、アフィリエイトサイトから自分で商品を購入するだけで報酬が貰えるサービスのことです。

その際、アフィリエイトサイト開設が必要なので、クレジットカード契約を検討されている方はぜひ活用してみてください。

2. ローン契約

家や車などの高い買い物をする際、ローンを組まなければいけないときもあります。

クレジットカード同様、社会的信用が得られにくいことから、フリーランスはローン審査に通りづらいです。

ローンを組みたいと考えている方は、できればフリーランスになる前に組んでおきましょう。

ただ、以下の条件を満たしている場合はフリーランスでも審査に通る確率が高くなることも。

ローンに通りやすくなる条件

フリーランス歴が2〜3年以上
直近2年間の平均所得が会社員の平均年収以上
クレジットカード・借金の滞納がない

社会的信用が得られればフリーランスでもローンが組めるので、ぜひ参考にしてみてください。

3. 賃貸契約

フリーランスになれば実質どこでも仕事ができるので、好きな場所に引っ越して仕事をしたいと思う方もいるかもしれません。

しかし、開業してから部屋を契約しようとしても、審査に落ちる可能性が高いです。

筆者も、フリーランスの恋人と一緒に住み始めるとき、恋人から「自分が部屋を借りると審査落ちする可能性が高い」と言われたため、会社員だった私の名義で部屋を契約しました。

可能であれば、退職前に部屋の契約を済ませておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、フリーランスになる前に必要な手続きと準備物について解説しました。

退職後に必要な各種手続きには、期限が設けられていることが多いです。

何も知らずにフリーランスになってしまうと、必要な手続きをし忘れ、納税や契約の際に損をしかねません。

また、必要な準備物を知っておくことで、スタートダッシュでつまづくことがなくなります。

今後フリーランスとして活躍していきたい方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

記事の執筆者
かえで

就職を機に京都から沖縄へ移住。退職後、Webライターとして活動している。1998年生まれ香川県出身。好きなものは猫とスイーツ。YoutubeやTikTokでも発信活動中。SNS総フォロワー5.2万人。
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Manap